螺鈿


貝の持つ魅力は やはり あの奥行きにある 光の強弱による動きではないかと思います。

観るものの心を瞬間的にとらえ、幾度と見る角度を変えさせ、人を魅惑的な世界へと引き込んでくれます。

数多くの貝は魅力にあふれていますが 木や漆の中に同化し その姿を水研ぎの作業により磨きが 仕上げに近づくにつれ、

制作を行っている自分自身が いつの間にか その 美しさに引き込まれています。